2018年1月23日
日本ビルダーズ 平秀信

 


大手ハウスメーカーは揃って販売戸数を落とす中
一条工務店が、積水ハウスの販売戸数を抜いて
日本一の注文住宅の工務店になるのは時間の問題です。

なぜ、一条工務店がこれほどまでに伸びているのか、
あなたは本当の理由を知っていますか?

建築家の松尾和也さんは、一条工務店について
日経関係の記事でこう書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「派手な宣伝などを実施せずに、住宅展示場を中心とした営業スタイルを貫いてきた一条工務店がここまで躍進してきた理由はどこにあるのでしょうか。私は、環境性能にあると考えています。住宅を建てる際に、建て主や住宅会社にとって重要な性能は主に3つあります。」

(1)家全体で冬は暖かく、夏は涼しく過ごせながら、安い冷暖房費で済む。
(2)住宅性能表示制度で定める耐震等級3を確保する。
(3)適切な防蟻処理、通気計画によって耐久性を保つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、エコ住宅に特化して環境性能を数値で表し、
証拠を示したから売れているということです。
その通りだと思います。が・・・

実は一条工務店が躍進した「本当の理由」は他にもあるのです。
しかも、「もっと大きな理由が」

本当の理由を知ることで、「そうか、そうなのか!」と、
我々のような小さな工務店の、進むべき道がわかるはずです。

一条工務店など巨大なハウスメーカーが
日本一になった話などどうでもいいのです。

重要なのは・・・・・・

 

まず、今、世の中はどう動いているのかを少しお話します。
住宅政策が今後どうなるか知らないと、大きな痛手を被ることになります。
慎重に読み進めてください。

 


先日、日本の政府はあるキャンペーンを発表しました。

そうです、エコ住宅にカジをきることが決まったのです。

日本はエネルギー資源の少ない国です。
ほとんど他国に依存しています。
なので、少しでもエネルギー消費量を少なくするために、
住宅のエコ化を強く推進していくことが決定しました。

これからは金利政策や補助金なども「エコ住宅」
でなければ優遇されなくなっていくでしょう。

金利が優遇されなければ、普通の人は建てられません。

ゼロ金利だから私たち住宅業界は
なんとか生き残ってきました。

話は変わりますが、エコ住宅先進国のドイツでは、
2021年からゼロエネ住宅が義務化になり、それ以外の家は
建てることができなくなります。

ドイツでは新築はもとより既存住宅4000万戸すべてを
断熱リフォームしてエコ化しなければならないという決定をしました。

この決定で住宅業界には、約20兆円の市場が生まれるそうです。

 


ドイツの例をみるまでもなく、

エコ化にシフトすると、今までにない大きな市場が生まれます。

つまり、日本はさらに好景気になります。
日本の政府は「景気をよくする」ことに
フォーカスしていますので、このチャンスは逃さないでしょう。

 


欧米は省エネ基準がとっくに義務化されています。

日本は省エネ基準が「任意」でした。
基準となる数値もアマアマだったのです。

しかし、2020年までにすべての住宅で
省エネ基準が義務化になります。

すべての家がエコ住宅になっていくのです。

今後「省エネ基準のごまかし」が効かなくなります。
適当な話ができないのです。
なぜかというと、お客さまがインターネットで
自分でも計算できるからです。

今後も自分の家のエネルギー計算が簡単にできる、
アプリも登場してきます。

「私の家ってどのくらいのエコ住宅なの?」
を、一瞬で知ることができるのです。

あなたは、自分の建てる家のエネルギー消費量は
「何ギガジュールなのかな?」
と考えることはできますか。

お客さまの質問に答え、説明する。
その準備はもうできていますか?

何ギガジュール? 意味理解できるでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外皮性能基準Ua値、一次エネルギー消費基準、低炭素認定、ゼロエネハウス、ZEH、パッシブハウス、H25基準、ギガジュール、長期優良住宅、省エネルギー対策等級、トップランナー基準、C値、U値、HEAT20、G1、G2レベル、単位温度差あたりの総熱損失量、外皮面積、夏の消費電力量、省エネのエネルギー…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これ、お客さまに説明できるでしょうか。
かなり難しいですよね。


トレンドを先取りしようとエコ住宅にチャレンジした

仲間の工務店たち、実は伸び悩んでいます。

先行して建てられた、いくつかのモデルハウスには
私も見学に行きました。
肌でその素晴らしさを直接体感しています。

「エアコン1台で家中、夏涼しくて冬暖か」なんて耳触りの
いいコピーは言いすぎだと思っていましたが、
嘘偽りなく涼しく暖かかったですし、本当によくできたエコ住宅でした。

「これからの時代は、やはりエコ住宅だな…」と実感し、
俺たちもやっていこう!と決意。

エルハウスでもエコ住宅を積極的に提案して、お客さまと契約。
12月にモデルハウスが完成しました。


契約も順調に推移しています。

エルハウスは今後、ローコスト住宅とエコ住宅の
比率が半々になっていくと予想しています。
昨年よりも10棟以上多く契約し、
年間受注棟数は50棟可能と考えています。

しかし、先を行く彼らは、「売れない」と
悲鳴を上げています。さらに棟数を大きく下げています。

性能の高い、本当に素晴らしい家なのになぜ売れないのか?
不思議でしょうがないのですが、
彼らによくよく話を聞いてみたら
徐々にその理由が浮かび上がってきました。

 


以下の数字を見てください。

ある工務店の受注棟数です。
すべて私が親しくしている工務店です。

• エルハウス40棟
• モリシタ・アット・ホーム42棟
• 子育て世代の家設計室25棟
サティスホーム286棟

棟数に圧倒的な違いがあるのは、お分かりいただけますね。

私たちは18から19年前
ほぼ同じく50棟ほどの受注でした。

しかし森下さんも、小暮さんも私も着工棟数を落とし、
廣田さんのサティスホームさんだけが伸びています。

サティスさんは、ローコスト住宅と同時に、
(そう言えないほど素晴らしい家ですが)
デザイン住宅もエコ住宅にも取り組まれています。

同じようにローコスト住宅で起業し、
同様のエコ住宅を建て、同じ集客方法をとっているにも
関わらず、なぜ大きな差ができるのでしょうか。

 


そもそも、「なぜエコ住宅がいいのか」なのですが、

私がエコ住宅は素晴らしいと考えている理由は、
大きく分けて2つあります。

1つ目は、省エネルギー、高性能というオススメしたくなる家であり、
社会的にも価値が高いことです。

私自身、今住んでいる家はエコ住宅です。
(その前に建てた自宅もエコ住宅)

(長野県原村)                (室内)

なので、エコ住宅の良さは十分に理解しています。

とにかく快適、光熱費は安い。
下手をすると夏は寒いくらい涼しいし、冬はTシャツ1枚で快適。
私は現在59才ですが、ドンドン老化していきますので、
夏涼しく冬暖かい家は健康面でも本当にありがたいです。

そして2つ目の理由がかなり重要、その理由とは、エコ住宅にすると、

 


ローコスト住宅よりも圧倒的に。

どういうことなのか、
それぞれ具体的に説明していきましょう。

1つ目の省エネルギーについて。

エコ住宅の最大の特徴といえば、
「高断熱」と「高気密」です。

それにより、「夏涼しく、冬暖かい」
理想的な住環境が実現します。

断熱のポイントは、断熱材と窓の仕様です。

H25の次世代省エネ基準をはるかに上回り、
省エネ先進国のドイツなどの基準に近いレベルを目指します。

普通ではダメなのです。

 

気密についても同様で、
高い基準をクリアすることが重要です。
具体的にはC値0.3を目指して施工します。

断熱・気密仕様をハイレベルなものに移行して、
施工の精度を高めることで、

いわゆる「エアコン一台ですごしやすい家」が実現し、
住んでからの光熱費が半分以下に抑えられます。

平均で、年間に25万円ほどの光熱費がかかると
言われているので、30年間住むとしたら、
総額で750万円もの光熱費がかかる計算になります。

高断熱・高気密のエコ住宅にすれば750万円を
半分の375万円にまで減らすことができます。

しかも、夏はもちろん冬の暖かさはマンションの中間の部屋並で、
さらには、リビングだけが暖かいのではなく、
廊下やお風呂トイレなど家全体が暖かいのです。

ということは、冬場の温度差による身体への負担が減り、
ヒートショックが防げるだけでなく、
子供のアトピーや喘息にもいいというデータが出ています。

足元も温かいので、
冷え性で悩む奥様も大喜びです。

さらに、間取りを工夫し洗濯干し場を室内に設置することで
寒いベランダに出る「小さな子供に目が行かない」
魔の時間を防ぐことができます。

エルハウスは長野県の茅野市、諏訪市、松本市が主な商圏で、
日本全国で見ても寒冷地の部類に入りますので、
冬の寒さ対策は無視できません。

普通の家は本当に寒い。
冬はしっかり暖房をしないと暮らせません。

光熱費は後払いで発生するコストです。
電気やガス、灯油などは使ったらなくなる、文字通り消費されるもの。

光熱費は実際問題高いです。ジワジワ家計に響いてきます。
エコ住宅は性能がいいので光熱費を削減できます。
断熱性能と気密性を高めるだけでも
年間で350万円節約できると言われています。

「ものすごく家計にやさしい」ということです。
このような説明でお客さまは納得してくださいます。

で、この高性能の家を作ることと、
2つ目の理由が密接に関わっています。

2つ目の理由は家の単価を上げることができ、
利益が増える、でした。

家を高性能化しようとすれば、断熱材を厚くしたり、
窓を高性能化したり気密の精度を上げるなどで、
普通の家と比較して余計な費用が発生します。

販売価格も高くしなければなりません。
家の価格を上げるのは、長くローコスト住宅に携わって
きましたので、抵抗がありました。

高くすれば売れないのではないか?
営業が売り切らないのではないか?

しかし、これは無用の心配です。
私たちはローコストの技術を持っていますので、
エコ住宅も圧倒的に安く作ることができます。

エルハウスのコミコミの家は坪単価で42万円。
エコ住宅は坪単価49万7千円。
7万7千円アップになります。

仮に36坪の家を建てた場合、
36坪✕49万7千円=1789万2千円。

ハウスメーカーのエコ住宅は坪単価約70万円なので
2520万円にもなり、なんと700万円近くの差が出る。
売れないわけがありません。

そうは言っても、
「家の単価が上がったら、お客さんは敬遠して買い控えるのでは?」
と、思うかもしれません。

たしかにそうです。
しかし、それに対する切り返しはちゃんと
できますのでご安心ください。

「エコ住宅は、光熱費で700万円程度の差がでます。
エコ化するための初期コストが36坪でおよそ350万円。
なので、最初から快適な家に住めて、さらに350万円程度の
光熱費が安くなるということになります」

エコ住宅を勧めるうえで、最大のポイントになるのは、
お客さまの、

「冬なんだから、家の中でも寒いのは当たり前」
という思い込み、間違った常識を壊すことです。

お客さんの持っている思い込みを外してあげると
「ただ安いだけじゃない、高性能なエコ住宅がいい!」
に変化させることができます。

なにも心理誘導をしましょう、というのではありません。
お客さんの頭の中を想像しながら特定のトークを
順番に進めるだけで誰でも簡単にできます。

具体的な営業の方法は後に回すとして、
同じように気にされているであろう、
「どうやって売れるエコ住宅を作ればいいのか?」
という疑問に先にお答えしていきましょう。

 


何をもってエコ住宅と呼べるのか?

まず気になるのは「ZEH」との違いではないでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、1年間の消費エネルギーより住宅でつくったエネルギーのほうが多い、または差がゼロになる住宅のこと。ムダを省く「省エネ」、太陽光発電などでエネルギーをつくる「創エネ」と、蓄電池に貯める「蓄エネ」、エネルギーの状態を見えるようにする「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」を組み合わせて活用し、1年間の消費エネルギー≦創エネルギーを実現する。「ネットゼロ」とは正味ゼロという意味で、「ZEH」はゼッチと発音する。
(SUUMO(スーモ)住宅用語大辞典より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ZEHで重要なのは、あくまでエネルギーの量。

なので、省エネのレベルがそれほど高くなくても
太陽光パネルをたくさん積んだり蓄電池を大きく
すればプラスマイナスゼロにすることは難しくありません。

極端な話、設備にお金をかけさえすれば、
それだけで問題解決となってしまいます。

それはそれでいいのかもしれませんが、
エコ住宅は発想のスタート地点をもっと手前に設定しています。

そもそも、家の省エネのレベルを上げることで
暖房などに使うエネルギーを少なく抑えよう、
と考えて、家そのものの性能を高めます。

家の性能を高める方法は、先にもあげた、
高断熱と高気密が最大のポイントになります。

ただ、どんな素材を使ってどれくらいのレベルで
実現すると、現実に温度は何度にキープできるのか?
また、そのためにいくらかかるのか?
知りたいのは具体的な部分だと思います。

一つずつ紹介していきます。

まず、エルハウスで目指した基準は、

● Q値=1.35 W/㎡K
● C値=0.5 c㎡/㎡

2020年から義務化される次世代省エネ基準より
ずっと低い数値(ハードルが高い)で設定しました。

なぜか?
基準が厳しくなりつづけるからです。

お客さんはまだ省エネに意識が向いていない
としても、2030年、2050年にはもっとハードな
基準になるのは確実です。

であれば、先回りして技術を高め、棟数を建てて
経験を積んでおかなくては生き残っていけません。

それぞれなんの数値か?をおさらいすると、
Q値=熱の損失度合いを数値化したもの
C値=家のスキマの大きさを数値化したもの
で、どちらも低いほうが優秀です。

どうやってこれらの数値を実現するか?
パソコンで計算すれば必要な断熱材の量などは簡単に
算出することができます。

しかし、当然ですが、
重要なのは実際に建てた家が、本当に数値で示したとおりに暖かく、
快適にすごせるのかどうか、です。

なら、建ててみるしかありません。
場所は長野県の塩尻市です。(3地域)

実際に建てたモデルハウス、省エネのための
基本仕様は以下のようになっています。

坪数は33で4LDK。

で、最終的にいくらで建ったのか、包み隠さずお伝えしましょう。
ズバリ、1632万円(税抜き)です。

実際の数値はどうだったか?というと、

• Q値1.51 W/㎡K
• C値0.3 c㎡/㎡

を達成。デザイン上の問題もあってQ値は目標に
少し届きませんでしたが、C値は一条工務店より
低い数値を実現しました。

さらに壁に付加断熱を施し、窓を3重にすると
Q値も、HEAT20のG2レベルも
可能になってきます。

「実測」の室内温度は平均で室温23度、脱衣所でも19度と
想定よりいい数字です。

ただし、お客さまが住んでいるわけではなく、
計測のためにリビングにあるエアコン1台を21度弱風の設定で
つけっぱなし、各部屋のドアも全開の状態とご理解ください。

数値はいいとして、肌で感じる温度は
いったいどうなのか?というと、
それは体感してもらうしかないと思います。

ぜひ、体感しに来てみてください。
ハッキリ言って、自信があります。

「エコ住宅なんて…」と疑っていた社員も、
見学会に来てくださったお客さまもみな、

「ホントにあたたかい!」
と驚いていらっしゃいました。
 

さて、ローコストでもエコ住宅は実現できることは
実証できたとして、最初の問題に戻ります。

そう、



です。

仲間が苦戦しているのを見て、思いました。
これは、今までのチラシやホームページの
作戦をそのまま応用してもうまくいかないな。

解決策はないのか?

当然ですが、あります。
鍵は、女性が握っていました。

家づくりでも、最終的な決定権は女性、
つまり奥さんが握っていますが、エコ住宅では
さらにそれが強くなります。

ですから、奥さんに気に入ってもらう、
「エコ住宅が欲しい!」と思ってもらうことが
最重要課題になるのです。

そのために必要なことは、安売りや
プレゼントとは違う、新しい営業法です。

前記したサティスホームさんは
ここが出来ているので売れるのです。

ここまでに書いてきたような男性視点の
「数値押し」では、女性は契約しません。

女性の購買行動を理解しなくてはならないのです。
チラシの書き方もホームページも変化させ、
アポのときのトークも見直しが必要になります。

見学会のときにはインテリアコーディネーターが
腕を最大限に発揮して、女性が「素敵!」と
感じるようインテリアや小物、備品を用意する。

女性の社員の声をフルに活用していき、
徹底的に女性目線を取り入れる工夫をします。

トークの中身も大きなポイントになります。
最初にかかる建築費と、建ててからかかる
水光熱費の比較をして、お金の話をキチンと
説明しておきます。

しかし、それでは結局のところ
「最初にかかるお金が大きくなる」
という印象を拭うことができません。

なので、暑さ寒さを犠牲にしてでも
安い家でいい、となってしまう。

暑さ寒さを犠牲にしてもいい、と考える背景にあるのはなにか?
と探ってみてください。

冒頭でも紹介しましたが、これは
子供の頃からの思い込みにあります。
冬は家の中でも寒いのが当たり前、
と、多くの人は思い込んでいるのです。

ただし、北海道に住む人は違います。
真冬でも家の中ではTシャツ短パンで
少し動けば汗ばむほどなのです。

いったい何が違うのでしょう?
関係しているのは、人の根源にある
欲求だとわかりました。

北海道の人たちは、家の中が寒いことが
「死」につながります。凍死するのです。

本州のほとんどの地域では、そこまでは寒くなりません。

その代わりに、北海道にはほとんどない、
ある自然現象に対して強い恐怖を感じています。

それが「地震」です。

本州の建物は地震で壊れない、潰れない、
そのせいで死なないことを第一に考えて
建てられており、寒さは脇に置かれています。

耐震、制震、免震の技術は日本が世界一です。
地震で家の下敷きになって死ぬことは、
欠陥住宅に住んでいないかぎりは、ありません。

話が少し脇道にそれましたが、重要なポイント。
つまり、人が家に求めているものの根源には
「死なない」ことがあるわけです。

これを女性に向けた営業に応用すると、
「家族が病気にならない」ことに主軸を
置きながら、快適さを強調し、さらには
家族のつながりとオシャレさをアピールするのです。

家の寒さ(正確には温度差)が健康に
与える影響はご存知かもしれません。

子供のアトピーや喘息、お年寄りの
ヒートショックは有名ですが、子育て世代の
精神的な安定にも大きな影響があります。

シンプルな話で、家が夏涼しく、
冬あたたかければより深くリラックスする、
ということは、親が子供にイライラする場面も
少なく、子供の情緒にいい影響があります。

断熱がしっかりしていれば防音も高まり、
外の騒音の影響が小さくなります。

気密が取れて、換気システムが稼働して
いればいつも新鮮な空気の中にいられ、
呼吸器や脳の健康にも寄与します。

といった具合で、ざっと説明してきましたが、
女性向けに提案する際には、情景がイメージ
できるよう、五感をフルに使った表現を心がけ、
感情に訴えかけることです。

人はイメージしたものが欲しくなります。
エコ住宅で生活している様子を、ありありと
イメージさせることです。

逆に、安いけど寒い家で暮らしている様子も
イメージさせ、ギャップを作るのも有効です。

男性にとっては、こういった営業法は、最初は
抵抗感、違和感があるかもしれません。

なかなか難しいと感じるようなら、思い切って
事務や経理などの女性社員を営業に変えて、
テストしてみるのがいいかもしれません。

そして、その証拠をすぐに見せることができるので、
他社追随をゆるさないのです。

営業マンが特別優秀なわけではなく、
エコ住宅をシンプルにわかりやすく説明する
訓練ができているということなのです。

私はエコ住宅で伸びている会社の
見学会に実際に参加して、その違いを目の当たりにしました。

徹底研究し集客ツールをつくり、アポ取りのトークも
徹底したロープレを行いました。

 


「いや、平さん、理想はそうかもしれないけど、

本当にうまくいくと思ってるの?」
と、疑われるのが当然と思います。

正直なところ、私もわからない部分があります。
ただ、苦戦している仲間を救う方法を見出したい。
また、エコ住宅の良さをもっと広めていきたいです。

省エネルギーの家が増えることは、国のエネルギー政策、
ひいては地球環境にとっても意義のあることに違いありません。

なので、まず、一度私たちのエコ住宅を体験しに、
モデルハウスに足を運んで欲しいと考えました。

 


開催日は3月15日(木)

12時から17時までを予定しています。

いったん長野県松本市のJR松本駅近くに集合し、
モデルハウスを体験してもらいます。

その後バスで移動し、セミナー会場にて今回のモデルハウスの
図面、仕様書、見積、実行金額、構造などを解説します。

さらに、どうやって集客するのか、アポを取るのか、
契約するのかを具体的なツールをお見せしながら、
余すところなくお話します。

質疑応答も受け付けますので、モデルハウスをしっかり
みておいてください。なお、お客さまが決まっているので
写真撮影は禁止とさせていただきます。

営業法の詳細もこの場でお伝えします。

 


意外に思うかも知れませんが、

社内の説得なのです。

「えー平さん、社長の言うこと社員は聞くでしょう」
と言われそうですが、実際にそうですか?

少なくとも私の会社では、社長の言うことを社員、
営業マンは聞きません。

ローコスト住宅をやめ、
デザイン住宅専門にしたいと言っても無理でした。

毎週営業報告をしてと言っても、
まずいことは隠します。
報告もしたりしなかったりです。

つまり、社員は面倒なことはしたくないのです。
新しいことに取り組むことは大変手間がかかり面倒なのです。

「ローコスト住宅でいいじゃん、
なんで、エコ住宅なんて手間のかかることやるの。
それに、高くなればどうやって売ればいいの?
無理だよ!俺ローコスト売ります」と考えます。

 


なので、私はエコ住宅をはじめるとき、

社内を説得する資料を作りました。
それを1時間ほど使い説明した後は・・・

社員は「やりましょう。おもしろいです。
え、燃費が良ければお客さまも喜びますし、説得もできます」

「利益がでるから私たちの給料もあがるの?」

嬉しい、それならやろうという意見でした。

そして、実際にモデルハウスができ、
体験会をやったとき・・・・社員は、

「これは売れる!これを売らなければお客さんに申し訳ない」
という声が聞こえてきたのです。

それからは、資料を読み込み、アポの練習をし、
資金計画をエコ住宅バージョンに変えました。
断熱材の説明模型も作りました。

そして、プレオープンの日。

たくさんチラシをまいたわけでもなく、
ポスティングしたわけでもありませんが、
お客さんは来てくれました。

20件来場中16件のアポ。
その場でも申し込み意志が2件あったのです。

エコ住宅が新しい未来を切り開いてくれると
確信した瞬間でした。

そこで、お客さまの家をモデルハウスとして
公開している家を皆さまにお見せしたいと考えました。

本当のエコ住宅がローコストで出来、
集客も契約も可能であることを知って欲しいと考えたからです。

• ローコストでは将来の不安がある。
• エコ住宅に取り組んでみたいがやり方がわからない。
• たくさん建てるのではなく、質のいい家を20棟くらい建てたい。
• 利益を30%確実に確保できる家を売りたい。

などとお考えであれば、ぜひ参加をおすすめします。

 

■ 日時:2018年3月15日(木)
■ 場所:長野県松本市(モデルハウスは塩尻市)
■ 時間:12時から17時まで
■ 内容:モデルハウス体験、基本仕様解説、営業プレゼン実演、質疑応答など
■ 費用:3万円(税別)

 


実際のところエコ住宅って、

どうやってつくるのか、どうやって集客するのか?
どうやって売るのか?

ここがわからないので、
手を付けられないのが実情です。

もちろん、なんちゃってエコ住宅なら
簡単につくることはできます。

しかし、お客さまは今、本物志向です。

本物しか生き残れない時代なのです。
なので、本当に優れた数値の出ている家を見て欲しいのです。

 


自然素材の家

カフェ風の家
デザイン住宅などが流行っています。しかし、

彼らの家はデザイン住宅ではありません。
どちらかと言うとハウスメーカーそのもののデザインです。

お客さまは極端なデザインを嫌います。
なので、売るための結論はこうなります。

1. ハウスメーカー寄りのデザインで、エコ住宅を建てる。
2. 社内で営業マンがエコ住宅について完璧に語れるようにする。
3. お客さまのエコ住宅を建て見学会で体験させ契約する。

 


私達の多くはローコスト住宅に取り組んできました。

そして、時代と共に金額が上がり、
ローコストとしては高い部類に入ってきました。

その隙間に、
新規の超ローコスト住宅の会社が参入し我々を駆逐していきました。

私たちもローコストに参入したときは恐ろしいほど
契約をしたのを覚えています。
歴史は繰り返すということです。
また、新規参入の方が新しさもあり勝つのです。

中途半端な金額のローコスト住宅に
頼っていると、ジリ貧になるのは目に見えています。

今、ZEH、長期優良などが普通になっています。
私たちも普通の基準を上げねば通用しない時代です。

ただ、くり返しますが、
我々の強みは、ローコストの家をつくる仕組みを持っていることです。
なので、エコ住宅もローコストでつくることができます。

エルハウスはローコスト住宅を
坪単価42万円(税抜き)で販売しています。
販売方法は、すべてコミコミのコミコミ住宅です。
なので、日本家族の平均坪数36坪で計算すると、

36坪✕42万円=1512万円になります。
(税込みで1633万円)

日本住宅の平均金額は2900万円と言われていますから、
エルハウスのコミコミ住宅は、実に
平均より1200万円も安いということになります。

しかし、長野県で一番というほど売れるわけではありません。
逆に2年前は過去最低の30棟受注まで落ち込みました。

 


つまり、

今はゼロ金利なので、借り入れ限度は、
5倍ではなく7倍なので、
ローコストで建てる必要がない時代ということなのです。

しかし、ローコストでやっていたものを、
いきなり単価を上げるのは難しいと考えます。
なので、ローコストからエコ住宅への移行が難しいのです。

社長が自分を説得出来ないのですから、
社員を説得出来るわけありません。

もう、色々考えるより建ててみよう。
そして、売ってみよう!と思い
私は実際にエコ住宅を建ててみることにしました。

売れなければ自分で買えばいい、と考えました。
ところが、その家をお医者さまが気に入ってくれ
是非にと契約してくれたのです。

プレオープンで20組のお客さまがお見えになり、
16件のアポが取れ、現在打ち合わせが進んでいます。

見学会では、「この家はいくらですか?」と必ず聞かれます。

「はい、この家のお値段は1632万円です。(税抜き)」
というと、皆さん「安い!」と驚かれます。

それは当たり前です。
ハウスメーカで建てれば2600万円するのですから

今回ご覧いただく家は、坪単価49万7千円です。
粗利益は30%で設定しています。

普通のコミコミが42万円ですので、
エコ化するのは、7万7千円アップとなります。
もちろん、ナンチャッテではなく真のエコ住宅です。

長野県No.1建築家、片倉隆幸さんの監修で、
数値計算も数値検査もすべて行いました。

実際にいい数値が出ていますし、
一台のエアコン運転でマイナス6度の長野でも、
問題なく快適です。

どうやって本当のエコ住宅をつくるのか、売るのか?
あなた自身の目で確かめてください。

 

■ 日時:2018年3月15日(木)
■ 場所:長野県松本市(モデルハウスは塩尻市)
■ 時間:12時から17時まで
■ 内容:モデルハウス体験、基本仕様、営業プレゼン実演、質疑応答など
■ 費用:3万円(税別)

 

真剣に工務店経営に取り組む会員のみなさまの
参加をお待ちしています。

お申し込みは簡単。
下記より今すぐお申込みください。

なお、体験会は今回1回限りの開催となります。
※エルハウスは少人数で経営していますので、
個別の見学には対応出来ませんのでお許し下さい。

追伸1:
今回の見学会では以下のものを確認可能です。

• モデルハウスの図面、仕様書。
• モデルハウスのエコ数値計算書。

詳細図も用意しておきます。
なお詳細図は公開しますが、お渡しできませんので
あしからずご了解ください。

追伸2:
体験会後場所を移動して解説セミナーを行います。
ここで、以下のことをお話します。

• そもそもエコ住宅とはどんな家なのか?
• どうやって社員を説得するのか?98%説得資料
• 光熱費はどこまで下げることができるのか?
• どうすれば光熱費をゼロにできるのか?
エアコン1台で冷暖房する構造は?工務店の8割は構造を間違えている。
• エアコンは床下か部屋どちらにおいたほうがいいのか?
• ハウスメーカー熱損失係数の驚きのカラクリ。
エコ住宅を建ててもクレームが増える理由

上記はほんの一部です。
当日はエコ住宅の秘密を余すところなく公開します。

追伸3:
私は過去、自宅として2件のエコ住宅を建てました。
つまりエコ住宅にはかなり詳しいということです。
実際に住んでいるのですから。

自宅がエコ住宅でもない、
ウソの工務店社長とは違います。

さらに、以下の文献をすべて読み、サイトも徹底研究しました。
そして114ページに渡る論文を書きました。
私のつくるエコ住宅が、正しい知識のもとに
作られていることを知ってほしいと思います。

 

• 本当にすごいエコ住宅をつくる方法:野池政宏
• エコハウスはなぜ儲かるのか?:日本エネルギーパス協会
• ホントは安いエコハウス:松尾和也
• パッシブデザインの住まいと暮らし:野池政宏
• 暮らしの省エネ辞典:山川文子
• 最高の断熱エコ住宅を作る方法:西方里見
• とことん優しい省エネの本:山本文子
• エアコン一台で心地よい家をつくる:西郷徹也
• エコハウスのうそ:前真之
• 図解エコハウス:森みわ
• 省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル:野池政宏
• ヤマダの木構造:山田憲明
• 世界の木造デザイン:日経アーキテクチャ
• プロとして恥をかかないためのゼロ・エネルギー住宅のつくりかた
• 準寒冷地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン:建築環境・省エネルギー機構
• 一般社団法人 日本エネルギーパス協会
• 家マニア http://sahokomuten.com/syoueneka
• ドイツ総領事館 http://m.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/07-umwelt-und-energie/071-energie/passivhaus.html
• 一般社団法人セルフエナジーハウス研究会 http://selfenergyhouse.com/special/Germany02/index.php
• 日本エネルギーパス協会 https://www.facebook.com/energypass/
• 日本ERI株式会社 http://www.j-eri.co.jp/gyoumu/gyo20_a.html
• NPO法人エコリテラシー協会 http://www.kodomoeco.jp
• 日本サステナブル建築協会 http://www.jsbc.or.jp/materials/ecolife.pdf#search=%27エコ+協会+家%27
• パッシブハウスジャパン http://passivehouse-japan.org/ja/works/鎌倉パッシブハウス/
• Passive House Institute http://www.phius.org/home-page
• International Passive House Association https://www.passivehouse-international.org

<お問い合わせ先>
日本ビルダーズ株式会社
〒105-0012 東京都港区芝大門2-9-16 Daiwa芝大門ビル6F
TEL:03-6459-0240 FAX:03-6459-0241
HP:http://n-builders.jp


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