これから数回にわたって、実際に成果が出た工務店の「成功事例」をご紹介していきます。
今回お伝えするのは、「広告費は前年と同じなのに、モデルハウスの来場が161組に伸びた事例」。
特別な広告手法や、莫大な予算をかけた集客ではありません。現場で行ったのは、設計の“良し悪し”ではなく「なぜ、この設計なのか」をどう伝えるかこの一点を見直しただけでした。
「来場が伸び悩んでいる…」
「広告費をこれ以上かけるのは正直つらい…」
そんな工務店経営者や関係者の方々にこそ、ぜひ読んでいただきたい事例です。
背景|「広告を足せば来場が増える」は本当か?

「来場が伸びない=広告を増やす」…。多くの工務店さんが一度は通る道ですが、実際には費用だけが増えて成果が安定しないケースも少なくありません。多くの工務店が、来場が伸びないと出稿量や媒体の追加で解決しがちです。
しかし、そもそも見に行きたくなる“理由”が伝わっていなければ、広告の上積みは費用対効果を悪化させます。
今回のモデルハウスでは、あえて広告費は前年と同じまま。その代わりに“見たくなる理由”をつくることに注力しました。
- 黒い隣家との色の対比
- 通りからどう見えるか
- 朝と夕方で光がどう変わるか
これらを一つひとつ確認し、この建物のテーマを 【落ち着き】【対比】【美術館風】という三つの言葉に言語化し、設計しました。
落ち着き:
ベージュや土色をベースに、木や左官など“やわらかい質感”を選ぶ。ギラつく素材は避ける。
対比:
隣家が黒なら、こちらは明るめの外壁+影が出る造形で。濃淡・凹凸で陰影をつくる。
美術館風:
余白を大切にし、直線的なラインと間接照明で“作品が映える”空気感に。見せる面を絞る。
結果、通りを歩く人が「ん? なんだろう、この建物」と、足を止める外観になりました。「静かに目立つ外観」によって、「あの家、中はどうなっているんだろう?」という期待値が上がり、近隣からの自然流入が発生。
さらに、言語化したキーワードを使用してSNSで訴求することで保存数が伸び、保存 → 来場の流れも太くなっていきました。広告費はそのままでも、来場の母数自体が増えたわけです。
つまり、現地の読み解き→理由ある外観”を一気通貫でやり切り、その「理由」をSNSとHPに同じ言葉で載せたことが成功の秘訣です。
見学会で起きた変化

見学会では、来場者の多くが、玄関前で立ち止まって外観を見上げるところから会話が始まりました。
そこで行ったのは、「なぜこの色と陰影・造形なのか」を1分間で解説。
次にLDKの“抜け”を体感していただき、家事動線や素材の触感へ。
図面や仕様の前に、「理由」と「体感」を置くことで、会話は自然と「この家でどんな暮らしができるか」へと移っていきます。結果として、価格の話は後ろに下がり、
- 一次プレゼンでの合意が早まる
- 打ち合わせ回数が減る
といった変化が起きました。
SNSの保存数や、ホームページの滞在時間が伸びたのも、この“伝え方の順番”を変えた影響が大きいと感じています。
数字で見る成果(広告費は前年同等)

01
来場数:
合計161組(新規40組/近隣流入 約120組)
02
一次プレゼン即合意率:
60%台 → 80%前後
03
打ち合わせ回数:
平均6回 → 4回
04
Instagram:
保存率 10% → 15%
フォロワー 約1万 → 約2万
05
ホームページ:
設計記事の平均滞在時間が向上
お問い合わせ率も改善
これらはすべて、広告を増やした結果ではありません。
理由を言語化し、体感できる順番で伝え、チーム全員が同じ説明をする。
その“運転の仕方”を変えただけで生まれた成果です。
まとめ|集客を伸ばすカギは「理由の共有」

広告費を増やさずに来場を増やすために必要なのは、目新しい手法ではありません。
- なぜ、この外観なのか
- なぜ、この配置なのか
- それが暮らしにどうつながるのか
図面の前に、この「理由」を営業・広報・現場で統一し、誰でも同じ言葉で伝えられる状態をつくること。
それだけで、「見たくなる → 納得できる → 話したくなる」流れが自然に回り始めます。
工務店集客は、広告の量よりも、伝え方の質でまだまだ伸ばせます。

御社のホームページ、
「見に行く理由」まで伝わっていますか?
私たちは、「設計の良さ」はもちろん、「見に行きたくなる理由が、検索・HP・SNSで一貫しているか」という視点で、御社の集客導線を確認します。
「広告費をこれ以上かけずに、来場を伸ばしたい」そう感じた今が、見直しのベストタイミングです。ぜひお気軽にお問い合わせください。








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